伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下の前歯の歯並びの相談に来院されました。
お口の状態を確認してみると、上の左右1番目の歯が、歯列から大きく前へ出ていました。
治療については、必要であればディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も構わないが、できるだけ抜歯せず、治療したいとのご希望でした。
治療の方法は、マウスピース矯正、ワイヤー矯正のどちらでも構わないと、治療には積極的なご様子でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 17回 17~19ヶ月 下顎 8回 8~10ヶ月
今回の患者様の場合、抜歯はせず少しのディスキングと歯の移動で、概ね1年で歯列が揃う予測となっているようです。
下顎に関しては、大きな乱れはないため、1年以内の予測となっています。
また、今回の患者様は年齢がお若いため、期間の短縮が見込めると考えられます。
マウスピース矯正においては、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮したり、治療の進捗を大きく左右します。
このように見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪