みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上の前歯の並びの相談に来院されました。
大きく乱れてはいませんが、スペースが小さいためにか、特に右の1番目歯が捻転しており、隣の歯と隙間が空いているように見えます。
また、上の歯が下の歯と当たっていない点も改善したいとのご希望でした。
治療については、必要であれば抜歯もディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も構わないと治療には積極的な様子でした。
マウスピースによる治療と、ワイヤーによる治療のどちらでも構わないとのことでしたので、まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 19回 19~21ヶ月
今回の患者様の場合、抜歯をせずディスキングのみで、概ね1年半ほどで歯列が揃う予測となっています。
気になっていたかみ合わせも、歯列を若干内側に移動することで改善されるようです。
捻転の角度が大きい場合は、本数が少なくてもかなり時間がかかるようです。
しかし、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮する可能性も多いにあります。
マウスピース矯正においては、患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右するのものです。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪