伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上の前歯の並びの相談に来院されました。
大きく乱れてはいませんが、左上の１番目の前歯が少し前に出ているため、歯が短く感じているとのことでした。
治療については、抜歯はせず、必要であればディスキング（歯と歯の間をペーパーで削ること）は構わないとのご希望でした。
早く治療が終わるなら、ワイヤー矯正でも構わないと治療には積極的なご様子でした。
下の歯並びにも若干の隙間が見られましたが、ご本人は上の治療のみを希望されたため、場合によっては下の治療も並行して行うことが必要になるかもしれないことをお伝えし、まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否：アライナー治療に適した症例です
■平均治療期間：上顎 13回 13～15ヶ月
今回の患者様の場合、抜歯をせず少しのディスキングと歯の移動で、概ね１年で歯列が揃う予測となっているようです。
また、上のみでの治療も可能との診断でした。
患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮する可能性も多いにあります。
マウスピース矯正においては、患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右します。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです！
最終結果が楽しみになりますね♪