伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下の歯並びの相談に来られました。
上の左右1番目の前歯2本が歯列から外側に、左右2番目の歯が歯列より少し内側に外れているため、前歯2本が前に飛び出しているように見える点と、左下2番目が捻転している点が特に気になっているとのことでした。
必要であれば抜歯もディスキング(歯と歯の間をペーパーで削ること)も構わないし、マウスピース矯正、ワイヤー矯正のどちらでも構わないので、早く揃う方がいいとのご希望でした。
まずはマウスピース矯正で、診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療可能な症例ですが治療期間が長くなります
■平均治療期間:上顎 15回 15~17ヶ月 下顎 23回 23~25ヶ月
今回の患者様の場合、上顎はアーチを広げることで抜歯をせず概ね1年半ほどで歯列が揃う予測となっているようです。
下顎に関しては、捻転しているのは1本だけですが、角度が大きいため全体的にアーチを広くする必要があるようで、2年ほどかかる見込みとなっています。
しかし、患者様の管理の仕方によって治療期間が短縮する可能性も多いにあります。
マウスピース矯正においては、患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右します。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気もかなり上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪