みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下の前歯の歯並びの相談に来られました。
確認したところ、上の前歯、左右3番目の歯の捻転が確認できました。
ご本人は、転勤の可能性もあるため、半年~1年くらいの期間での治療を希望されました。
まずはマウスピース矯正で診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:アライナー治療は治療不可能な症例です。
今回の患者様は上下ともに叢生(歯がねじれたり、重なり合ったりして歯並びがでこぼこしている状態のこと)と重なりが強すぎるため、マウスピースでの矯正は難しいとの診断でした。
※診断書の参考画像
診断結果をお伝えし、ワイヤー矯正も視野に入れて再検討することをおすすめしました。
マウスピース矯正では、ワイヤー矯正に比べ、仕上がり具合は7~8割です。
しかし、目立たず矯正治療ができたり、通院回数が少なくてすむなどのメリットがあるのは魅力です。
今回は患者様のご希望に添えない残念な結果となりましたが、ワイヤー矯正で治療が可能な症例であれば、専門の矯正歯科への紹介も可能です。
ぜひご相談ください。