みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。
今日は、どのような症例がマウスピース矯正で治療が可能なのかをお話していきたいと思います。
今回の患者様は、上下の前歯の歯並びの相談に来られました。
確認したところ、上下とも前歯が少しデコボコとしています。
特に右上3番目はいわゆる「八重歯」で他の歯列から大きく外側にでています。
左上2番目は少し内側に入っています。
そして右下2番は捻転しているため、隣り合わせの歯と段差ができていました。
ご本人はマウスピースでの矯正が希望で、抜歯やディスキングも構わないと、治療には積極的な様子でした。
まずは診断、見積もりを依頼することとなりました。
診断の結果はこのようになりました。
■治療の可否:治療可能な症例ですが、治療期間が長くなります。
■平均治療期間:上顎 15回 15~17ヶ月 下顎 19回 19~21ヶ月
右下の3番目の歯は抜歯が必要との回答でしたが、下前歯の捻転は、抜歯せず、奥歯から続くキレイなアーチ状に改善されるようです。
しかし、左上1番目と右下2番目捻転と隣の歯との重なりが大きいため、実際の歯並びは完了時の画像の位置まで到達しない可能性もあるとの事です。
マウスピース矯正においては、患者様自身の管理も治療の進捗を大きく左右します。
このように、見積もりの時点で治療完了時の歯並びの画像が確認できるので、患者様のやる気も上がるようです!
最終結果が楽しみになりますね♪