こんにちは、広報・受付担当トガワです。
ドライマウスとは、何らかの原因によって唾液の分泌量が減少、また唾液の質が変化して、口の中が乾燥する状態になることをいいます。
唾液が減少すると、口の中のネバネバ感や舌の痛み、会話困難やむし歯や歯周病、カンジダ症などの症状が現れるので、QOLを大きく低下させます。
ドライマウスの症状は、軽度では口のネバつきや嚥下機能の低下といった症状がみられます。
またお口の中が乾燥することから、唾液による自浄作用が低下するため、口腔内のプラークが増加して口臭が悪化します。
重度になると、日常生活にも支障をきたすようになります。
ドライマウスの原因としては、加齢、降圧剤、抗がん剤などの薬の影響がよく知られています。
たとえばソラナックスなどの鎮痛剤やトリプタノールなど抗うつ剤、中枢性筋弛緩薬、抗パーキンソン薬、抗精神病薬等中枢神経や末梢神経に作用する薬物、そして降圧薬や抗利尿扼、気管支拡張薬等の血管内の水分量を減らす薬物がドライマウスの原因となるといわれています。
しかし最近では、ストレスや喫煙、口呼吸などの生活習慣もドライマウスの原因と考えられています。
現代の社会因子とも関連が深く、生活習慣病のひとつともいわれているそうです。
ドライマウスへの対応は、唾液分泌の促進が重要です。
日常でできる唾液の分泌促進法としては、唾液腺マッサージや舌の運動が効果的です。
唾液腺マッサージは、唾液をつくる唾液腺を刺激します。
唾液腺は、耳の下にある「耳下腺」、耳下腺から続いて顎の下にある「顎下腺」そして顎の真下(口の中の舌の付け根あたり)の「舌下腺」を指を使ってマッサージします。
舌の運動は、口を開けて、舌を前に出してひっこめる運動、舌を出して左右に動かす、舌先で上唇、下唇をゆっくりなめるという運動を行います。
ドライマウスにはその他の治療法として保湿効果のあるマウススプレーを使用する方法もあります。
気になる方はお気軽にご相談ください。