こんにちは、広報・受付担当トガワです。
先日11月3日は、東京の三井記念病院から津山先生をお招きしてインプラント手術が行われました。
この日はインプラント治療を希望される7人の患者さんが集まりました。
今日はその中でも難易度の高い、上顎へのインプラントの症例をご紹介します。
上顎へのインプラント植立は上顎洞という空洞があるため、とても高度な技術が必要です。
今回の患者さんは、上顎の骨幅が薄く、インプラントを入れると上顎洞へ突き抜けてしまうため、サイナスリフトという技術でインプラントを埋入していきました。
インプラントを入れる部位の歯ぐきを切開して、横側から上顎骨に穴をあけて、そこから骨を補填して上顎洞を底上げしてインプラントを入れるスペースを確保します。
底上げに使う骨の補填材は、手術前に患者さんから採血を行い、その血液を遠心分離器にかけてできたゲル状の物を使用します。
これは自分の血液のみで作られているので、骨補填材として非常に安全であり、傷の治りを早くするというメリットがあります!
骨の薄い上顎にも、しっかり3本のインプラントが植立されました。
この大がかりな手術があっという間に完了してしまうのは津山先生だからこそ!です。
インプラントを入れたところには仮歯を入れますが、今回は義歯を装着している患者さんだったため、義歯の側面に歯の形を作って、見た目にはちゃんと歯があるように、しかしインプラントに噛み合わせの負荷がかからないよう工夫した義歯を作りました。
お疲れ様でした。