こんにちは、広報・受付担当トガワです。
インプラントというと、いちばんに「怖い」というイメージを持たれる方も多いと思います。
ニュースなどでトラブルがあったと聞いたこともあるかもしれません。
歯がなくなったときの選択肢のひとつとしてインプラントを提案すると、「やっぱり怖いよね~」と言われる患者さんもいらっしゃいます。
インプラントは、天然の歯に代わる有用な治療法として確立された治療法です。
インプラントのトラブルも昔とは全然違って重篤なものは減ってきました。
CTなどの診断機器が普及していなかった2000年代前半までは、チタン製歯根型インプラント以外のインプラントの動揺や沈下、下歯槽神経損傷や上顎洞迷入、舌側皮質骨の穿孔など大きなトラブルがありました。
このように昔は様々なトラブルもつきものだったインプラントですが、現在では診療ガイドラインが設定されて、インプラントの講習会や研修、CT装置や各種シュミレーションソフトの普及などで大幅にトラブルは減少しています。
また表面性状の改変によるインプラントの使用によって外科的なトラブルも減っています。
今現在インプラント治療後に問題となっているのはサイナスリフトなどの外科スキルに関連したものです。
サイナスリフトとは、鼻の横にある空洞(上顎洞)を持ち上げてそこに骨を作り、インプラントを埋め込む技術です。
当院ではサイナスリフトなどの難易度の高い症例は、東京の三井記念病院と連携しているため、歯科口腔外科部長をされている津山泰彦先生によるオペを受けることができます。
近年で目立って来ている外科スキルのトラブルの原因は術者の未熟さであると指摘されています。
インプラント手術は歯科医師の免許があれば専門医でなくても行うことができます。
インプラント治療を受けるときに”CTを設置しているか”、”5年以上のインプラント治療の実績があるか”などを基準にしても良いかもしれません。