こんにちは、広報・受付担当トガワです。
歯を失う原因でもっとも多いものは、「むし歯」と「歯周病」です。
むし歯や歯周病になった部分を治療しただけでは根本的な解決にはなりません。
かかった原因を知り、それを取り除かなければ、またむし歯や歯周病に悩まされることになります。
細菌、飲食物、個人の状態、時間という要因がそろったときに、むし歯にかかりやすくなります。
むし歯の原因菌で代表的なものが「ミュータンス菌」で、もともと多くの人の口の中にいる細菌です。
子どもの頃のむし歯に加えて、大人は治療して金属などを詰めたり、被せたりした部分の周辺がむし歯になる2次う蝕や、歯周病により歯根の部分が表に出ててしまい、そこにむし歯ができる根面う蝕になることもあります。
【むし歯はこうして起こる!】
①細菌(ミュータンス菌)が、糖分を取り入れる
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②ネバネバしていて歯の表面にくっつきやすいプラークをつくる
細菌はプラークを棲みかにする
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③プラークが徐々にたまっていき、厚い膜をつくる
この膜はバイオフィルムといい、その中にいる細菌には、唾液の洗浄作用や抗菌作用が効かなくなり、細菌が増殖する
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④バイオフィルムの中で細菌が糖分から酸をつくる
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⑤酸によって歯が溶ける(脱灰)