こんにちは、愛媛県松山余戸伊藤歯科医院、院長伊藤です。
今日は、愛媛FCを今季限りで退団する千島さんのお話です。
過去に奇抜な髪型やファッションで多くのファンがおられた千島さんも残念ながら退団を発表されました。当院にも彼のファンは多く、来院される時には誰が付くかでくじ引きが始まります。
今までにも伊藤歯科には多くの愛媛FCの選手が治療に来られています。
皆さんに共通していることは臼歯に咬もうが見られること、激しい接触プレイのためかなり臼歯に力が加わるのでしょう。そしてもう一つは皆さんとても礼儀正しい青年であることです。
加藤さん、田中さん、そして関根さん皆さん本当に礼儀正しい好青年です。もちろん千島さんも例外ではありません。昨年来院されていた時に足を故障されていていたことを思い出します。今期はご自分でも不本意な成績でしたのでさぞや悔しい思いをされたと思います。でも最後に当院へお見えになられた時には、そんなことは微塵も出さないで清清しい感じさえしました。埼玉に帰られて自分を求めているお仕事をされるそうです。
もともと彼は埼玉県出身で2001年より浦和レッズ（JI）で活躍されていたところを引き抜かれて愛媛FCに来られました。愛媛FCでの4年間の活躍ぶりは皆さんがご存知の通りです。愛媛FCのために今日まで力を貸していただきました。ファンとしてもこの上ない有難いことです。
千島さんの人間味を表すエピソードがあります。引退を発表した直後の愛媛FCホーム最終戦で、「ファンへの最後の顔向けを」と監督からベンチ入りを打診されましたが、「戦術を優先してほしい」としてこれを断ったそうです。自己よりチーム成績を優先する姿勢には本当にプロとしての魂を感じました。
こうして若い選手が退団されていくことは大変辛いことです。でも皆さん故郷へ帰られるときにはこうして当院へ挨拶に来ていただけます。これもまた有難いことです。
そして皆さんの律儀さに古き良き日本を思わずにはいられません。
侍魂をもった彼らの今後の未来に大いに幸あれと願うばかりです。