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お口は万病のもと~「噛めること」ってなぜ大切か?~

みなさん、こんにちは。伊藤歯科医院カワニシです。

健康に年を重ねていく上で、「お口の健康」は欠かすことはできません。

近年では、お口の健康と全身の健康との関連が次々と明らかになってきています。

自分の歯でおいしく食事が食べられることはもちろんですが、入れ歯になっていても、よく噛める人は、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間である「健康寿命」が長いことが分かっています。

歯周病が全身に及ぼす影響をはじめとして、お口の健康を通じて全身の健康を守るためのお話をしたいと思います。

65歳以上の健康な人を対象として、4年間、要介護認定の状況を追跡した調査によると、歯が19本以下の人は、20本以上の人と比較して、要介護認定を受ける割合が1.2倍に上昇することが分かりました。

また、日本人を対象をした別の研究では、歯が多く残っている人や歯が少なくても義歯を入れている人では、そうでない人と比べて認知症発症や転倒の危険性が低いことが分かっています。

しっかり噛むことができると、免疫力や運動機能の低下を防ぐことができ、人と楽しく交流することができるため、生きる意欲がわきます。

それにより、健康寿命が延びるというわけです。

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