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子どもの歯育て~小児・学童期Part1~

子供の歯育て、第5回目の今回は小児・学童期についてです。

永久歯の歯の芽は顎の中で時間をかけて成長し、6歳くらいになると顔を出し始めます。
最初に生える奥歯の永久歯は、第2乳臼歯の後ろに生えてくる6歳臼歯と呼ばれる第1大臼歯で、13歳ごろまで永久歯への生え変わりが続きます。

6歳臼歯は噛み合わせの要で「歯の王様」とも言われています。
生え始めは歯ぐきに覆いかぶさっており、奥に生えることから、汚れがつきやすくむし歯になりやすいので、注意が必要です。

生え変わりの時期の歯磨き
ポイント1
歯の生え変わりの時期は乳歯と永久歯が混在するため、歯磨きがむずかしくなります。
乳歯期用の歯ブラシは毛が短いものが多いため、永久歯の溝に届きにくく、磨き残しやすくなります。
生えたての永久歯の歯の表面は酸に弱く、むし歯になりやすいので、より丁寧に磨くことを心がけましょう。

ポイント2
歯と歯の間の汚れを落とすためにの補助として、デンタルフロスを使うと良いでしょう。
 ①歯と歯の間にフロスを入れ、スライドさせながらゆっくり下ろす
 ②歯に沿わせて、上下に数回動かす
 ③歯ぐきに触れないように動かす
フロスを使うときは、慣れるまでは保護者が手伝うようにしましょう。

ポイント3
生えたての6歳臼歯は、他の乳歯より背が低いので、歯ブラシを口の横方向から入れて磨くと磨きやすくなります。

ポイント4
6歳以上ではフッ素配合の歯みがき剤を子ども用の歯ブラシの半分以上乗せて歯みがきを見守りましょう。
ブクブクうがいは練習して、すすぎすぎないように1~2回にとどめます。
歯磨き直後の飲食は避けましょう。

ポイント5
自分で磨けるようになっても大人のチェックは必要です。
可能であれば仕上げ磨きは9歳ごろまで続けましょう。

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