歯のこと

混合歯列期のブラケット矯正(移動編)4か月後

こんにちは 歯科衛生士のイシカワです。

前回までにブラケット矯正の説明、決定、スタート、注意点などをお伝えしましたが今回からは移動編です。

スタート時はスペースが足りないためスペースを作るためにコイルを入れました。

その結果、4か月後です。

正面から見てわかることは下の前歯の4本がきれいに並んでいますね。

上顎の歯並びは、

スタート時(上)4か月後(下)

内側に入っている歯のスペースが出来てきているのがわかりますか?

そして内側に入っている側切歯が少し前に出てきています。

前歯3本の歯列も揃ってきています。

続いて下顎の歯並びの変化です。

スタート時(上)4か月後(下)

上から見ると前歯4本の歯列が綺麗に揃ってきているのがわかりますね。

前歯が綺麗に揃っているのにスタート時に重なっていた犬歯部分、写真左側のスペースが広くなっているのもわかります。

このスペースに犬歯(永久歯)が生えてくる予定です。

歯が倒れてこないようにコイルはこのまま入れて置きます。

4か月でかなり変化がありましたね。

混合歯列期というのは乳歯と永久歯が生え変わるだけでなく、顎の成長もする時期なので歯の動きが大きいのだと思います。

最近小児の口腔内を見ると顎の成長と歯の生え変わりが上手く出来てないのをよく見ます。

柔らかい食べ物を食べる機会が昔より多くなっているので顎の成長が遅くなっている小児が多いようです。

食事の時によく噛んで食べたり硬い食べ物を食べるように心掛けるようにしてください。

野菜などを大きめに切って噛む回数を増やす工夫をするのもいいかもしれませんね。

それでは次回も「混合歯列期のブラケット矯正の移動編」のその後をお楽しみに。

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